もし社会人で会社に勤めていて、その間に亡くなられたと言うのであれば、親族の方々がその人が働いていたところに、通知をすることが大事だといえます。葬儀を執り行う順番としては、あくまでも余命宣告をされてからなどになってくるので、あきらめないことが大事です。どうしても無理だと言うことを専門医から伝えられたら、そこで初めて動いた方が良いでしょう。遺族の方々が集まっているのが普通ですが、それ以外の人を呼ぶと言うのであれば、親しかった友人や、それこそ会社の同僚の人たち等を呼ぶ方が本人も喜ぶはずです。
人生は80年時代に突入していますが、人間の一生はいつどこで何が起きるか予想が付きません。そのためにも後悔をなるべく少なくすることですし、過ぎたことを悔やまずに明るく過ごすことが大切です。近年増えているのが終活ですが、エンディングノートに多くのことを書き記しておくと、遺族の戸惑いや無駄な出費を抑えることが出来ます。そして、もう一つ増えているのが生前葬ではないでしょうか。テレビ等でも取り上げられる機会が増えていますし、芸能人が盛大に生前葬を行う様子が取り上げられています。
生前葬がパーティー形式で行われる例は、複数の方面で確認されるものとなってきています。明るい雰囲気を演出することが意識されていることから、パーティーというスタイルを選ぶイベントの企画者が多く見受けられています。ここ数年は、生前にこうしたイベントを開く人が増えつつあり、一般的な葬儀とは全く異なったコンセプトが用意されています。明るいムードでお別れを行ったり、これまでの人生を振り返ったりする場にしたいと要望される傾向も強くなってきており、パーティーのスタイルが選ばれやすくなっていると認識されています。
自分の葬儀に自分自身が参加することは不可能ですが、生前葬を行なうなら自分が生きている間に自分自身で参加することができます。こうした理由で、自分が日頃からお世話になっている家族や友人を招いて、感謝の気持ちを直接伝えたいと思う人が、この種の葬儀を行なうようになっています。しかし、生前葬をどのように行なうかに関して特別な決まりはないため、費用がそれほどかかるかも実際には目安がないというのが現状です。かかる費用は、この式の内容や規模などによって大きく異なってくるでしょう。
生前葬を希望する人は、にわかに増加の兆しが出てきているのではないかと認識されています。亡くなった際に葬儀を行う方法ではなく、生前の葬儀という形式で親しかった人や仕事で関係のあった人を招き、感謝の気持ちを自らの口で伝えるという形式が広がりを見せています。日本ではここ数年で、生きているうちに葬儀のような催しを開き、感謝の気持ちを直接伝えていくという流れができ始めています。この取り組みに関してはまだ一般的なものとして捉えられていないものの、それぞれの生前の葬儀を開きたいと考える人の要望に合わせた内容が作られています。